設計士? 営業マン?建築会社で家の間取りは誰が考えてるの?

これから一生住み続ける家の大事な間取りを、誰に描いてもらいたいか決めていますか?

たいていの人は設計士と答えるのではないでしょうか?

では設計士ってどんな人?

実は、設計士は資格ではありません。

設計士とは建築業界では、建築士の資格を持たない人で、建築士の設計やその補助を行う人のことを呼びます。

なので、自称「設計士」でもいいわけです。

建築士=設計士だと思っていませんでしたか?

建築士とは国家資格で、一級、二級、さらに木造建築士とその種類は三つあり、その資格の種類ごとに設計や工事監理に携わることのできる建築物が異なっています。

「建築士法」により、設計、工事監理、指導監督、鑑定評価、行政手続き代行などの業務を行える者を建築士として規定しています。

このように建築士と設計士は全然違うのです。

ということは営業マンでも設計士と名乗れるのです。

ある程度経験をつんだ営業マンであれば一通りの家の知識があるので、間取りをつくることはできます。しかし、確認申請や施工に関して言えばプロではありません。

住宅を考えるには建築基準法を理解していたり、各種の寸法を理解して提案してもらわないと、後にハプニングに見舞われます。

今回は営業マンがプランを行う場合、実際起きた後悔を元に気を付けたい事と解決策を考えてみました。

 

  • どこにでもある当たり障りのないプランになった!

自分たちの要望は伝えたんだけど、ただ部屋を並べただけの間取りだった。その後も何回か打合せを重ねても総2階の四角い間取りばかりだった。

何故そんなことになってしまうのか。営業の立場から考えると…

1.良い提案をしようと思っても、構造的に難かしくなったり収まりが悪くなる為、コスト的には抑えた総2階の間取りにしてしまう。

2.時間が無いため、以前ボツになった間取りを使用したりする。

3.提案の引き出しが少ないため。違う提案ができない。そのため『ダメ』と言われない普通の間取りになってしまう。

などから、どうしても納得のいかない間取りになってしまいます。

 

では、そうならない為には?

最初のヒアリングの時点で、ネットなどから気に入った間取りをいくつか取り出して、営業マンに渡して説明しましょう。また、外観のイメージも数種類渡してどこが気に入っているのかを説明しましょう。

初回の提案で8割は間取りの方向性が決まります。つまり、そのお客様にとって、その会社が良いのかどうかは、初回の提案で判断がつくという事です。

大きさの要望が大きく変わらなければ、間取りが大幅に変わる事は殆どありません。

自分たちの思い描いているイメージを伝える努力をしましょう。

それでも魅力のないプランを提案してくるようなら早めに切り上げた方がいいですね。

 

  • こちらのいいなり、担当者からの提案がない!

部屋が狭く感じないか?と言ったら、じゃあ広くしましょうと床面積を増やしたが、実際住んでみたら収納力を増やした方が良かった。

など、担当者が提案力がないと後々問題が噴出することが確実です。

そんな担当者は、お客様からの想定外の質問に答えられなかったり、自信をもって自分の提案しているものがお客様にとって良いものだと伝えきれない場合があります。

これではお客様も納得のいく選択がしづらく、良い計画にたどり着くまでに時間がかかってしまう、もしくは出会えない場合も出てきます。

 

では、良い担当者に求められるのは?

経験値=提案力の重要性、そしてセンス(感性)

最終的な設計の良し悪しは経験値がモノを言います。間取りに関する付加価値提案をしてくれる人かどうかです。

それは生活に関わる提案、例えば適正な収納スペース、家事動線や生活動線、窓の位置や大きさ、日当たりから風通し、外部から視線のコントロールなど、何故間取りがこうなっているかを説明してくれます。その中でお客様側もようやく納得のいく選択ができるようになるのです。

これが経験の浅い担当者の場合はどうでしょうか?ある程度は勉強していれば説明もできるでしょうが、要望だけを取り入れた間取りは、暗い、風が通らない、日が当たらない、隣と窓の位置が近い、音がうるさい。など住んでみて後悔することが多いのです。

 

では、良い担当者に出会うにはどうしたらいいのでしょうか?

何も考えずに住宅展示場に行ってしまっては、偶然に担当者が決まってしまい、その後も同じ担当者と打合せをすることになります。

こちらから経験値のある良い担当者に出会うにはどうしたらいいのでしょうか?

その方法はズバリ・・・、優秀な住宅営業マンを紹介してもらうこと!

おうちの相談窓口では、たくさんの提携会社の住宅営業マンと知り合う機会がありますが、この営業マンならお客様を紹介しても大丈夫!という、相性もみて紹介しています。

おうちづくりに大切なプランつくり。担当者を運に任せるのではなく、お客様が喜んでくれるには何ができるかを考えてくれる営業マンを紹介してもらいましょう。

 

家づくり提案を比較検討できれば、とても素晴らしいマイホームになるはずです。