住宅価格は2,3年前と比べて約7%もアップ!今後の住宅価格高騰のための秘策とは?

住宅価格は2,3年前と比べて約7%アップ。200万単位で上がっています!

マイホーム購入を検討している人にとっては、「いつ住宅価格の高騰が一段落するのか?」が気になるところですが、残念ながらいまだに明確な答えは誰にもわかりません。

おうちの相談窓口でも住宅取得に向けての考え方が少しずつ変わってきています。

今回は価格が高騰している中、住宅取得のための秘策をいくつか考えてみました。

対策① 値上がり前に工事請負契約を結ぶ。

契約後にはよほどの事態がない限り、契約金額が変わることはありません。

多くの製品が値上がり予定の2022年4月1日より前の金額で契約すれば、ある程度費用を抑えられるでしょう。

その時期を逃した!という人は次の値上げは8月、その次が10月と言われています。

値上がりする前に仮契約をしておくのもよいですね。

対策② 設備のグレードを落とす又は面積を小さくする。

住宅設備のグレードを落とすといった方法があります。

これは建てる家の仕様を変更する方法なので、広さや住宅設備にこだわりがある人には取り入れにくい方法かもしれません。

例えばキッチンの食洗器を外す。IHコンロの機能は最低限にする。トイレの機能も必要最低限にする。お風呂の機能も見直しをする。機能を落とすだけでもかなりの節約が見込めますよ。

又は施工面積を減らすのも効果大です。

ベランダをなくすとか、玄関ポーチや吹き抜けを小さくするなど。部屋の大きさも6帖から4.5帖にしてクローゼットドアをはずすと、部屋も広く使えます。

あとは間取りの工夫で、開放感を得られる工夫をしたり、使い勝手の良い収納を考えたり、エアコン一台で家中快適に過ごせるようなシンプルな間取りにすることもお勧めします。

住宅にかけられるお金には限界がありますから、使うかわからない機能ははずしましょう。

対策③ 中古やリノベも選択枠!

最近この影響もあってか、お客様の中でも当初新築で検討していたのに、中古住宅やリノベも選択肢に入れる方が増えてきました。

リノベであってももちろんコストは上がってるのですが、新築に比べたらまだ影響は少ないのです。

中古と言ってもいくつか種類があります。

・築浅の物件やリノベ済の物件は、土地、建物、外構も込みでかなりお買い得です。

契約も一回だけで済みますし、価格もはっきりしていて、すぐ住めるので急いでいる人や住宅にお金をかけたくない人に向いています。

・築15年前後経っている物件だと、水回りをリフォームするだけでよい場合が多いので500万以内で住むことが多いです。

・30年前以上経っている中古はかなり安いですが、耐震性や断熱性、サッシや床、壁も替えたりと、ほとんどに手を付ければ、2000万近くすると思ったほうがいいですね。

それでも新築で土地代から買うよりは安く済みますね

・あと中古といっても、モデルハウスや新築の建売で一年が経過すると中古物件扱いになります。この場合、住宅の建築費も一年前のものなので、ウッドショックの影響が受けていない価格です。また、誰も使用していなくて、設備も新しく外構も行ってありますから、とてもお買い得になります。

まとめ

資材の中でも特に価格急騰が目立ったのは木材です。

前回も説明した通り、いわゆる「ウッドショック」と呼ばれる状況が続いています。

企業間で売買される物品の価格変動を示す日本銀行の指標「企業物価指数」によると、2021年12月の「木材・木製品」の物価指数は、前年同月比+61.3%も上昇したことがわかりました。

この値上がりに対して誰にも止めることができません。

今後の推移を見極めようと住宅の購入を控える動きも当然考えられますし、無理をしてでも「これ以上高くなってしまう前に購入しよう」という人もいるでしょう。

いずれの場合も、市場価格の動向だけにとらわれることなく、自分にとって無理のない購入金額を把握し、余裕ある返済計画を立てた上で購入を決めることが大切です。

さらに国内経済に目を向けると、金利が上昇傾向にあります。

住宅ローンは長期にわたるので金利が0.1%アップでも影響は小さくありません。

何社かまわって少しでも金利の安い融資会社を探しましょう。

あと、期待できる要素があるとしたら給料アップです。

家を建てるタイミングに正解はありません。

が、住宅建築費用は上がっているという前提のもとに、自分たちの必要なもの、譲れないものの優先順位を決めてから、住宅取得にむけて対策をしましょう。