新型コロナ第4派に見舞われた日本!これからの住まいに適した新しい間取りとは?

最近は「新しい生活様式」という言葉をよく耳にしますよね!

今、コロナ禍により強いられているのが、激的な生活の変化です。

これは一時的なものではなく、これからもずっと続く可能性があります。

コロナBefore/After で、こんなにも世の中が変わってしまうとは、去年の今頃は考えもしませんでしたね!

 

時代が流れるにつれて「変化」することは、とても自然な事で必要な事だとは思いますが、世界中の人々がこんなに急激な生活の変化にさらされるのは、今までになかったと思われます。

今、私たちが大きな影響を受けているのはテレワーク/リモートワーク、そして長引く自宅での自粛生活です。

これまで自宅から仕事場に出勤するスタイルから、いきなり住宅の中に生活と仕事場と遊び場がミックスしてしまいました。

家の中で多様な目的が混同したせいで、みなさんが住まいに必要とするコトが確実に増えたことを、実感しています。

しかし限られた面積で部屋数を増やすのは、予算の制限があって諦める方が多いのでとても残念です。

 

そこで今、重要視されているのが可変性がある「空間」でシーンを多様化という考えです。

これからは型にはまらずフリーな空間、というのがこれからのスタイルに変わりそうです。

 

では、今後も変わり続けるであろう生活スタイルに柔軟に対応できる、これからの住まいに適した新しいプラス間取り?!を考えていきましょう。

  • 玄関 プラス〇

玄関と言えば靴を脱いでしまう場所でしたが、これからの玄関は内土間を広く広げて、靴の収納はもちろんベビーカーや傘、雨具や子供の遊び道具やコート掛けの収納など多目的に使用できるように変わっています。また、手洗い場を設けると室内に菌を持ち込みを減らすことができます。自転車置き場や趣味の収納スペースなども併用できるといいですね。

  • キッチン プラス〇

キッチンにいる時間は長いので、炊事をしながら子供にも注意を払える対面型の「ペニンシュラ型」が主流ですが、動線が回遊できるセパレート型も人気です。

タブレットを置きながら料理が出来るフラットカウンターやまな板がいらない天板などは便利ですね。

そして、キッチンの近くにパントリー収納があると、食品や日常品などの消耗品のストック場所として最適です!

パントリールームとして一部屋作らなくても、棚の奥行きは40㎝、間口は90㎝あればかなり収納できます。買いだめせず約半年分のストックの量としましょう。

  • ダイニング プラス〇

通常食事をするスペースですが、使う時間は限られていて朝の30分、夜も1時間程度しか使いませんよね!

そこで、ダイニングテーブルをワーキングカウンターとして使用。PCを置いてリモート作業、お子さんが帰ってきたら勉強机としても…、広く使えるし一緒に宿題を見てあげることも出来ますね。キッチンとも近いので親子の会話もスムーズです。

パソコンやかばんを収納できるスペースを作っておくと散らかりません。

造りつけのカウンターを設ける方が多くいますが、物を置きっぱなしで散らかったままの状態が多いです。また、動かせないので将来邪魔になることも…。

  • タタミスペース プラス〇

客間や、来客の就寝部屋として必要とされるタタミスペース。それではほとんど使用されないままになってしまいます。「お子様のお昼寝スペース」としても使えますが、洗濯干しスペースにして家事室として使用したり、子供の遊び部屋としてあげると床に物を落としても音が吸収されます。アイロン道具やおもちゃの収納も用意しましょう。

また、将来的には介護する部屋としても使う事も考えておきましょう。

  • 子供部屋 プラス〇 

これからは子供部屋は就寝用スペースとして狭い空間(3帖~4.5帖)で充分です。その代わり勉強部屋として一部屋個室をつくってあげます。お子さんが小さいうちはその部屋をリモートワーク部屋として大人が使い、次はお子さんが順次に使い、そのあとは収納部屋として使うことができます。

将来子供部屋をつかって、夫婦別室で就寝できるように間取りを考えるのも良いですね。

 

どうでしょうか?

 部屋数はなくても可変性のある間取りにすれば将来ライフスタイルが変わっても違う部屋として使うことが出来ますね!

時代に合わせてどんどん変化していく「間取り」。

部屋を沢山設けるのではなく、可変性がある「空間」でシーンを多様化することで、それぞれのご家庭に合った間取りを、建てる前にじっくり考えてみる事をお勧めします。