知らなかった!手入れの要らないウッドデッキがある?!

新緑の季節。山で鳥のさえずりを聞きながらバーベキューをしたり、採れたての山菜を食すには絶好のシーズン!屋外なら何も心配ないかなと思えば、高まるキャンプ場の人気に伴い、キャンプディスタンスとか、ローカルキャンプ推奨(地元のキャンプ場推奨)とか。これからはコロナを上手くかわしながら暮らしを楽しみたいですね!

 

家に居ながらアウトドアを楽しむなら、ウッドデッキがあったら良いですよねー!‥欲しいけど、ウッドデッキって手入れが大変そうだから…となかなか踏み切れないところがあります。そこで今回は、ウッドデッキに使われる木材について調べてみました。大きく分けて4通り。   

①【ソフトウッド】…ホームセンターなどで売っているDIY用の軽い木材

メリット   : 天然素材で風合いが美しい/低価格で加工がしやすい

デメリット : 耐久年数が短い/耐虫性に弱い←メンテナンスの手間や 費用がかかる

・防虫防腐剤が入った塗料を1~2年おきに塗ることで、数年は長持ちさせることができます。

・長い間設置するには、作り替える時の解体・廃棄費用まで考えることが必要と言えます。

②【防腐注入材】…ソフトウッドの木材の内部まで防腐防虫剤を深く浸透させたもの

メリット   : 高い耐久性を発揮/平均耐久年数はそのものの3~4倍/安価

デメリット : 同じ天然木でもハードウッドの耐久年数には敵わない

・安全な防腐防蟻剤を加圧注入加工されているものを選ぶことが重要です。

・木材の表面だけに薬剤を塗布するものは耐久性があまり見込めません。

・日本の杉やヒノキは耐朽力に優れ、加圧注入加工により15年前後の耐久性が見込めます。

③【樹脂木(人口木)】…天然の木材の木粉とプラスチック系の樹脂を混ぜて作る(木粉が入らないものもある)

メリット  : メンテナンスフリー/比較的安価/腐食・シロアリの心配ナシ/色が豊富/退色しにくい

デメリット : プラスチックの特性上、熱を吸収・保持しやすい/天然木に似せて作られた材料である

真夏の日差しでかなり高温になることがあり、また可燃性なので直に火を扱うことは危険です。

が、断熱材としても利用されるウレタン樹脂を使ってデッキ表面の温度を上がりにくくしたり、耐火性に優れたものなど、様々な工夫をされた樹脂木があります。

【ハードウッド】…ウリン材(別名アイアンウッド)を筆頭に、ずば抜けた耐久性と耐虫性を持つ高級天然木

メリット  :メンテナンスフリー/湿気や海水にも耐久性がある/風合いが美しい/ポリフェノールが詰まっていて抗菌作用がある/重くて堅く密度が高いので、木が曲がる、ひび割れるなどが殆どない

デメリット : 加工がしにくい/高価/経年後にシルバーグレーに退色

・ウリン材は35年以上持つであろうと言われ、地元では100年腐らない木と言われています。

・ウリン材の耐久年数と同じだけソフトウッドで持たせるとなると、ウリン材の方が費用がかからない可能性があります。

・設置後3ヶ月ほどはポリフェノールが染み出て周囲を茶色くすることがあります。

・天然木の色の変化を楽しむという方もいます。退色が気になれば2年に1度塗装しても良いというくらいです。

  

ウリン材は、東京ディズニーシーのウッドデッキや横浜ベイサイドマリーナの浮桟橋にも使われています。私の友人もウリン材を使ってウッドデッキを作りました。10年経って味のあるシルバーグレーになったけれど、木の傷みは全くなく、汚れはデッキブラシでゴシゴシ水洗いすれば簡単にキレイになるので、お掃除も楽でかなり助かっているそうです。長い目で見ればメンテナンスにコストも時間もかからないというわけです。

  

初期費用だけを見て決めてしまうと後々後悔することがありますが、樹種によってもそれぞれのいいところがあります。目的や、何を優先にするか、どこまでなら手をかけられそうか?じっくり考えて選んでみてはいかがでしょうか?!

  

ウッドデッキでバーベキュー!大切な家族のための特別なイベント、そして思い出づくり。「ウチであんなことしたなぁ…。」子供のころの楽しい思い出は、一生心に残るものかもしれません。