家を建てる時には、おうちでできる緊急時の対策法も知っておこう! ・停電!「電器の確保」 ・断水!「生活水の確保」

災害はある日突然来るものですよね!

家を建てる時にはいろいろ気を配っておきたいものです。

おうちでできる対策を知っていれば慌てる必要はありません。

大切な家族を守るため、おうちに備わっている機器を使って緊急時の「電器の確保」「生活水の確保」の対策を知っておきましょう。

 

「電気の確保」

太陽光発電システムには、いざという時に電気を確保するための「自立運転モード」が搭載されています。

切り替え方法は簡単!自立運転スイッチを押すだけです。

「自立運転モード」とは、停電時の非常用電源として使用するために太陽光発電システムに備わっている機能です。

停電時に自立運転モードに設定することで、ソーラーパネルで発電した電力が自立運転時専用のコンセントに供給されます。

その電力は、携帯電話などの充電のほか、テレビや冷蔵庫、電気ポットなどの家電製品に使用することができます。

停電時には、太陽光発電システムで生み出した電気を使うための回路も遮断されてしまうため、通常の連系運転ができません。

そんな時でも太陽電池モジュール、周辺機器、分電盤に破損がなければ発電は可能。カラーモニタやパワーコンディショナを操作して手動で自立運転に切り替えれば、非常用コンセントから最大1500Wの電力を利用することができます。

 

太陽光発電×蓄電池の組み合わせで備えは万全

停電時に太陽光発電システムが非常用電源として活躍することが分かりました。

灯りが欲しい夜間には電気が使えない……なんてことも起こり得ます。そんな太陽光発電システムの弱点を克服するのが蓄電池です。

蓄電器には製品によりますが、停電時、蓄電池に貯めた電気を使う際、予め使いたい回路を選ぶ必要がある「特定負荷タイプ」と、家中すべての回路で電気を利用できる「全負荷タイプ」とがあります。「全負荷タイプ」は高額なものが多いのが特徴です。

製品や条件によりますが、テレビや照明を使いながら、3日間継続して冷蔵庫を使うことができたといった試算もあります。

注意点は、電気を貯められる量には上限があるということ。

普段、使える電気の上限を意識する機会は少ないかと思いますが、容量を考えながら電気を使うことで節電意識が高まります。

 

家庭用蓄電池と電気自動車との相性バツグン

太陽電池モジュール、家庭用蓄電池、電気自動車内臓蓄電池の3つの電池を賢くシームレスに連携してくれる「トライブリッド蓄電システム」は、大容量のEV(電気自動車)の車載電池も使うことができるので、長期間の停電にもしばらくの間、対応することができます。

昼間に電気自動車でお出かけしても車から蓄電池に発電した電気を貯めることが出来ます。

また蓄電池に貯めておいた電気を電気自動車へ充電することも可能です。

 

「水の確保」

エコキュート(電気温水器)のタンクの水は、断水・停電時に生活用水として使用できます。

新潟中越大震災では、給湯器のお湯が役に立ったと報告されています。

また、東日本大震災ではおおよそ電気は1週間、水道は3週間から一部では5ヵ月、ガスは5週間でライフラインが復旧しました。エコキュートがあれば、水道が止まってもタンクから直接お湯を出すことができ、災害時に威力を発揮します。

飲み水の確保が最優先として生活用水はやはり二の次になってしまうようですが、手を洗ったり、トイレを流したり、お風呂に入ったり、災害時は普段意識せずに使用している水も制限されてしまうので被災地の方々は水の確保に関しては大変苦労されたそうです。また、水を運ぶのは重労働です。

エコキュートの設置されてるタンクの種類にもよりますが、使用できる水はおよそ370リットル〜570リットルの大容量となりますので、ペットボトルに入れておいておくよりも圧倒的に生活用水を確保出来ます。

最初の5日間ほどは備蓄しておいたペットボトルや浴槽に残った水などを利用したとしてて、飲料水以外にも洗面、洗濯、炊事、衛生面など水は生活に切っても切れない物だけに、安定した水の確保ができるか否かが、被災後生活を快適に送ることができる為の要因であることは確かです。

 

屋根からの雨水を利用「貯水タンク」

屋根に落ちる雨水を雨といから導入して貯水出来るようにしておけば、給水車に依存しなくてよいので、家族を守る不安感からも開放されることでしょう。

自治体によっては「貯水タンク」に補助金を受けることも出来ます。

雨水ですからそのまま飲料するには向きませんが、普段は庭の水まきに、そして非常時には生活雑水として充分活用できますし、「携帯型浄水器」を用いれば非常時の飲料水としても利用可能です。

 

どうでしたか?

おうちを建てる時には災害時の事も考え設備を選びましょう。ちょっとした心がけが家族の命を守ります。今一度ご自分の家の設備を見直してくださいね。