世界情勢の変化や、急速な円安により物価が上昇しているのが、肌で感じられるこの頃ですが、さらに7月以降は政府による電気代・ガス代の補助政策も終了します。
今の生活を守るためにも、家の中でできる節約術を探しましたので参考にしてくださいね!
【これから家を購入する人は】
家を建てる前であれば、オール電化やZEH採用の家を検討するのも1つの方法です。
オール電化とは、自宅の熱源、給湯、IHクッキングヒーター・床暖房などが全て電気でまかなうことです。
ZEHとは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略。太陽光発電などの導入によってエネルギーを創ることで、一次エネルギーの収支をゼロにします。家の外側を高断熱などの機能が高い物にしたり、高効率設備を導入したりすることで、快適な空間の維持や省エネルギーを叶えるというものです。
【入居後に見直したい人は】
- 水道代の見直し
・食器洗い
食洗器を使えば、一度にまとめて多くの食器を洗えるので、こまめに手洗いするよりも使う水の量が少なくなります。
食洗器がない場合、桶に水をためて、まとめ洗いを心がけましょう。キッチン用の節水蛇口に変えるとかシャワー水洗を導入するのも良いでしょう。
・洗濯
毎日小まめに洗うよりも、ある程度洗濯物を溜めてからまとめて洗えば、使う水の量を減らせるでしょう。
・お風呂
家族みんなで一緒に入ったり、シャワーヘッドを節水タイプに変更するのもよいですね。
・トイレ
「大」と「小」のレバーを使い分けると効果的
- ガス代の見直し
・ガス会社を切り替える。又はオール電化にする。
キッチン
・ガスコンロではなく、電子レンジを使った調理を取り入れたり、使うお湯の温度を低く設定したりしてみましょう。
お風呂
・浴槽の蓋や保温シートを使用すると、追い炊きの回数を減らせるでしょう。
- 電気代の見直し
・太陽光発電を設置している人は発電している時間帯にエコキュートのお湯をつくったり、食洗器、洗濯機、乾燥機、調理などを済ませておくのがよいでしょう。
・家電を買い替える
古いエアコン・洗濯機・冷蔵庫・照明などの家電は消費電力量がとても大きいです。
なかでも消費電力が大きいのが、エアコンと冷蔵庫。買い替えれば格段に光熱費が安くなります。例えば、15年前のエアコンから新しい物に買い替えれば、約23,000円、10年前の冷蔵庫を買い替えれば約8,000円安くなる場合もあります。
・家電の待機電力をカットする
長時間利用する予定のない家電の主電源を落としたり、コンセントをプラグから抜いて待機電力をカットしましょう。0.5%~0.8%の節電効果がもたらされます。
・家電の使い方を見直す。
炊飯器の保温時間を短縮するとかテレビの明るさを暗くする。
エアコン
・夏のエアコンは温度設定を高くしてサーキュレーターを併用しましょう。また、フィルターを掃除することで、0.6~1.9%の節電につながります。
・2週間に1度程度の掃除を心がけましょう。
また、エアコンを使う際は、夏も冬も自動運転にするのがおすすめです。弱風や微風にしていると、設定温度に達するまでに時間がかかるため、その分電気代がかかってしまいます。自動運転にしておけば、設定温度に達するまでが早いので、電気代を減らしやすくなるはずです。
冷蔵庫
・冷蔵庫の設定温度は、一年中同じにするのではなく季節に合わせて、夏は強め、冬は弱めの温度に調節するのがおすすめです。
・また背面に放熱板が組み込まれている冷蔵庫の場合は、壁から離すと節電効果があります。
・中に物を詰め込みすぎないようにしましょう。
洗濯機、乾燥機
・洗濯の量が洗濯機の容量の8割以上を目安にして、まとめ洗いをすると洗濯回数を減らせます。
照明 電球は、消費電力が圧倒的に少ないLEDに変更しましょう。例えば、家の全ての照明をLEDに変えると、年間で約18,000円も費用削減できる可能性もあります。
- 通信費の見直し
通信費は固定回線とモバイル回線の2種類に分けられ、両方利用している人もいれば一方のみの人もいます。自宅で利用するインターネット回線が固定回線、スマホや携帯電話がモバイル回線です。
固定回線の見直し
・プロバイダーを乗り換える
プロバイダーの乗り換えは工事が不要で、新規契約より手続きの手間が少ないです。プロバイダーを乗り換えても、インターネットのADSLや光回線はそのまま利用できます。
インターネットと同時に契約していて、他のプロバイダー料金と比較していなかった場合は安くなるか確認してみましょう。
・モバイルルーターに切り替える
固定回線よりモバイルルーターの方が月額の安いプランが多いため、切り替えると通信費が削減できます。
モバイルルーターは光回線より通信速度が遅くなること、1ケ月や3日間などでの通信制限があることには注意が必要です。
・不要なオプションは外す
固定回線の契約と同時に、設定のサポート、ウイルスやセキュリティ対策などのオプションを付けることがあります。最初は必要になると思って付けていても、実際にサービスを利用していなかったら不要な出費です。
・セット割引で料金を削減
大手の通信キャリアでスマホを契約している場合、固定回線をセットにすることで割引されるサービスがあります。家族が使用しているスマホの台数分が割引となるため、費用の削減効果が高いです。
モバイル回線の見直し
・格安スマホに乗り換える
スマホを大手キャリアで契約していると、毎月5,000円以上の通信費となる場合が多いです。大手キャリアから格安スマホに乗り換えることで、1,000~3,000円程度削減できる可能性があります。手続きや設定が不安という場合でも、大手キャリアが展開している格安スマホなどは実店舗で相談できるため安心です。
・適切な通信容量のプランを選ぶ
スマホで利用している通信容量より過剰な設定のプランになっていると、通信費が高くなってしまいます。
・Wi-Fiサービスを活用する
外出先でカフェやコンビニのフリーWi-Fiを利用すると、通信容量の少ないプランでも足りるため通信費が節約できます。ただし、フリーWi-Fiはセキュリティの安全性は高くないため、注意が必要です。
・端末代を節約する スマホの端末を安いものにすると、毎月の通信費への上乗せが削減できます。高性能な端末は10万円程度となることもありますが、分割すると高額には感じにくいです.
- その他
窓の断熱をする
窓ガラスは、部屋の熱を逃がし、冷気を取り込みやすい部分です。そのため、窓部分に断熱シートを貼ったり、カーテンを設置したりするのがおすすめ。冷気を遮断して熱が逃げにくくなるので、暖房費の節約につながります。
中には、紫外線や赤外線をカットする夏用のシートや、オールシーズン使える断熱シートがあるので、用途に合わせて選びましょう。
調理器具の工夫
ガスコンロの代わりにIH調理器具を使っている場合は、IH対応の鍋(鉄、ステンレス)や調理器具を使いましょう。アルミや銅の鍋は、IHでは熱効率が悪くなります。
また、圧力鍋や無水鍋を利用すると料理の時短と電気の効率化になります。
電力会社を見直す
電力会社によっても、電気代は大きく変わります。ガス・スマホなどの支払いを1つにまとめられるプランや、ポイントが溜まるプランなど内容は会社によりさまざま。自分に合ったお得なプランに変更すれば、年間で平均約27,000円と大幅な節約になることもあるほどです。
どうでしたか?
電気、ガス、水道、通信費は固定費と言われます。生活に欠かせないものですが、何もしなければ何も変わらず値上げに準ずることになります。少しの努力で成果が数字として表れるのでやり始めると楽しくなるでしょう。
毎月まずは簡単にできそうなことから、またご家族にも協力してもらって生活習慣としましょう。
おうちの相談窓口松本店は、あなたの困りごとを解消できるようこれからもお手伝いを続けていきます。