明日で東日本大震災から10年が経ちます。
あの時は長野県でも長い揺れを感じ、連日ニュースで報道される被害状況を見て、
地震への恐怖を感じた方は多かったはずです。
この時期になると改めて、災害への備えが必要だと感じるのですが、
そもそも、何を用意したら良いかもわからないし、
「家族分」の食料となると、どのくらい用意したら良いのか?と思う方は多いのではないでしょうか?
★まず、何日分の用意が必要なのか?
首相官邸のHPの「災害に対するご家庭での備え」では
3~7日分の飲料水と食料が必要とされています。
災害発生時は生存者の救助が優先的になることや、
交通状況の安全が確保されてからといった理由から
災害支援物資の到着目安が3日目以降となるためです。
●家の中の備蓄で必要な量●(一人当たり)
◎飲料水:1日3リットル(3日分だと9リットル)
◎非常食:3日分(1人3食で9食分)
大規模災害の際は1週間分の備蓄が望ましいと言われています。
用意するものも普段からの食材ストックでまかなえるようにし、
消費しながら新しいものを買い足しリセットしていくと良いそうです。
【おうちでのPOINT】
食材ストックを置ける場所の確保が必要です。
パントリーやキッチン収納をしっかり設け、
どこに備蓄があるか家族全員が知っておく必要もあります。
家の安全が確保できている状態は良いのですが、
万が一、急な避難が必要となった時のために非常用の備えも考えてみましょう。
●非常用の備えで必要な量●(一人当たり)
◎飲料水:500ml×3本 持ち運びが可能な量となります。
◎非常食:3日分(1人3食で9食分)
また、避難をするにあたり必要になる非常用持ち出し袋の内容は、
このように首相官邸でもチェックリストを記載しています。
リンク: http://www.kantei.go.jp/jp/content/000064513.pdf
飲料水や非常食などはもちろんですが、
このご時世に必須なマスクや除菌シートなどといった
細かいものも用意しておく必要がありそうです。
家族分どこまで用意したらいいかわからない方は、
オンラインショップなどで非常用バッグが3人分や4人分など
分かりやすくなっているものを選び、
お子様や高齢者、女性に必要なものなど、家族構成によっても準備するものが違うため
ご家族それぞれで必要なものをリストアップするのも良さそうです。
【おうちでのPOINT】
非常用バッグは置く場所が重要です。
緊急の際に取り出しやすく、家族が認識しておく必要があります。
開け閉めの必要のない棚に置き、避難の際に経路になる場所が良いといわれています。
例:)玄関の土間収納、キッチンのパントリー、リビングの出口付近など
家づくりをしている方の多くは日常的に使う物の収納を考えて
「収納はどのくらい必要か?」「どこに何を収納しようか…」と検討するのですが、
そこにプラスα!
万が一の時の非常用バッグや備蓄の場所についての収納場所も考えてみると
より安心して新しい住まいでの生活ができるかもしれませんね♪