やっと完成したおうち!
広かったおうちも、引っ越しして家具や家電が入るとなんだか狭くなったような…(>_<)
家具を入れたらコンセントが隠れて使えなくなった!いざ家電を使おうと思ったらコンセントが遠かった!なんて話をよく聞きます。
あなたがそんな悲しい事態にならない為に…
最初、家づくりをはじめて一番楽しい時間は、間取り図面が出来た時ではないでしょうか?
自分たちの理想が詰まったおうち、夢が膨らみますね!
でも、失敗した間取りのアンケートで必ず上位にくるものが・配線の失敗・広さ、動線の失敗です。これらすべては「家具と家電の配置」に関わってきます。この部分は会社側からアドバイスがないため、自分たちで計画しなくてはならないのです。
30年以上建築に携わってきた私が失敗しない為の注意点を詳しくご説明いたします。
図面が出来上がってきたら是非次の事を検討してください。
・配線の失敗とならない為に
①テレビ、掃除機、キッチン家電などの置く場所を決めておく。計画性をもってコンセントの位置、高さを決める。たこ足配線や長く伸びたコードはみっともないですよね!
②照明器具の場所は後で変えることはできません。特にダイニングテーブルの照明はテーブルの大きさによって位置が変わりますし、リビングや主寝室は家具やベッドの配置と大きさを考えておき、間接照明、テーブルスタンドなどの配線計画をたてておきましょう。
③スイッチの場所も注意です。特にドアを開けてスイッチの位置が離れてしまう場合があります。スイッチの場所と扉の開閉の関係を図面で確認しておきましょう。
・広さ、動線の失敗とならない為に
①ソファーやテーブル、チェアー、ベッド、デスクなど大型の家具の寸法を調べて、縮尺に合わせ紙に切りとり図面上に置いてみましょう。特に注意したいのがダイニングの椅子は人が入って座る時の寸法は50㎝、椅子に座るその後ろを歩くのには+50㎝、すれ違うには90㎝必要になります。
②人間の動線も合わせてチェックします。キッチンから各部屋への移動、リビングから各部屋の移動。扉の開閉を左右反対に変えるとスムーズな動線になることもあります。出来るだけ移動距離が直線になるよう家具等の配置に気を付けましょう。
③収納スペースは各部屋に設けましょう。使って返すの動作が楽にできるようにすると移動が少なくて済みます。造り付けの収納場所をつくらなくても移動が可能なチェストなどで良いです。
どうでしょうか?
間取りはこだわってもコンセントの位置や家具の配置は後回しに考える方が多くいます。
あなたが悲しい結果とならない為に、計画を練って完成させましょう。