アトピー性皮膚炎と住宅の関係性とは⁈

子供が県外の大学に進学し、家を出て早3ヵ月! 寂しさのあまり、娘の幼少期時代のアルバムを見ていたら、アトピー性皮膚炎で頬が赤く腫れていた頃の写真が出てきて、辛く大変だった日々を思い出し…涙がポロリ

病院で処方されたステロイド外用薬を毎日塗りながら、「将来、本当に問題ないのかしら?」と娘の将来を案じ、毎日不安だったことを昨日のように思い出します。

矢野経済研究所の2019年8月~11月の調査によれば、国内のアトピー性皮膚炎患者(通院者)数は、各種統計をもとに約137万人と推計されているそうです。

アトピーの原因となっている生活環境アレルゲンを少しでも除去して症状を緩和し、生活を楽にさせてあげたいと願っているご家族は多いのではないでしょうか?

家が健康に及ぼす影響について研究されている近畿大学建築学部の岩前篤教授の調査によれば、高気密高断熱の新築住宅へ引っ越した人ほど、アトピー性皮膚炎や、気管支ぜんそく、アレルギー性鼻炎などの15の諸症状の明らかな改善が見られたそうです!

特に省エネ等級4以上など、より住宅性能の高い住宅へ引っ越した人ほど改善率が高かったそうです。

これは、高性能住宅により住まいが暖かくなることで身につける衣類の量が減り、化学繊維やウール、ゴムなど、肌を刺激しやすい衣類からの刺激を少なくすることができるからだそうです。

高気密高断熱住宅といえば、建材選びと断熱施工が重要なことは周知の事実かもしれません。

しかし、実は・・・

これと同じくらい大切なのが、気密性と断熱性に優れた『窓選び』ということはご存知でしたか?

室内の暖かい空気の約50%は窓から、約20%は壁から逃げると言われています。そう考えると、窓からの熱の流出をより防ぐことが、より断熱性能の高い住宅を実現させるということは言うまでもありません。

この事実をもっと早くに知っていれば、娘の生活をもっと楽にしてあげられたかもと思うと...今さらですが、ちょっぴり後悔です(;´д`)