ハウスメーカーあるあるの話

コマーシャルに出てくるような豪邸は建てられないのはわかっているけど、住宅公園に行っていろんな住宅を見てみたい!と思っている人は多いのではないでしょうか?

ハウスメーカーって意外に沢山あるし、身近にあるようで遠い存在ですよね!

また、ハウスメーカーは安心だけど高そう?工務店と何が違うの?

そんな疑問をお持ちの方に、今回はハウスメーカーについて、詳しく調べてみようと思います。

ハウスメーカーの平均坪単価や金額が高い理由、安心のわけを解説していこうと思います。

まず、ハウスメーカーとは?

ハウスメーカーとは全国の広域に拠点をおいていて、各社独自の商品を持っていることが多いです。

自社の共通部材を多く用いることで、短い納期で高品質の住宅を供給しています。

なので、住居に関してはセミオーダー品が中心になります。(グレードによって規格の商品名がありますよね)

ハウスメーカーでは全国に営業所があり、営業・設計・施工管理・インテリアコーディネーター、積算、経理などの職種分けがはっきりしています。

新築だけでなく、点検やリフォームまで対応しているところがほとんどですが、会社により、土地、マンションやアパート、建売など住宅販売を幅広く扱っているところもあり、家に関することをトータルで相談でき、サポートしてもらえるのが特徴です。

国内の大手ハウスメーカーの上位とは?(2023年調べ)

1位:積水ハウス

2位:三井ホーム

3位:ダイワハウス

4位:セキスイハイム

5位:ミサワホーム

6位:一条工務店(一条さんは工務店と名前が付いていますが、ハウスメーカーになります)

年によって入れ替わりはありますが、だいたいいつもの顔合わせです。

日本中に数多くの住宅を供給しているため、住宅建設の実績数は圧倒的です。

国内で大手ハウスメーカーが建てている割合は?

実は住宅建築をメインにしている会社のうち、年間に1棟~9棟の住宅を建てている会社が80%、10棟~99棟までの工務店が10%、100棟以上の住宅を建てている会社は全体の2%しかありません。 この2%に含まれるのが大手ハウスメーカーと言われる会社です。

以外に少ないですね!

ハウスメーカーの秘訣は?

ハウスメーカーは、ブランド力や顧客の多さで何といっても安心感があります。 客層も広いので、同じハウスメーカーで家を建てた知人などから話を聞ける可能性も高く、工務店に比べて商品としての選びやすさもあるでしょう。

建築部材や資材は規格化されているため品質を均一に保ちやすいという特徴があります。

施工の流れもマニュアル化・システム化されているため、現場での大工による個人差が出にくいため失敗が少なく、工務店での施工よりも短い工期で完成するケースが多いです。

また、多くのハウスメーカーは、耐震・免新技術、断熱・省エネ性能など、予算を組んで新しい技術の開発・応用に取り組んでいるため、最新の技術を導入した高性能の住宅を建てることができます。

ハウスメーカーのよさは安定した品質ですが、デメリットは割高な費用と、自由度の低さがあげられます。

ハウスメーカーの住宅は地元の工務店に依頼するよりも割高となってしまいます。

 これは、企業が展開するテレビCMや住宅展示場、新しい技術編開発投資などが含まれているためですが、施主にとって高い料金を払うだけのメリットがないわけではありません。

また、担当者の変更、転勤・退職などで、建てたときに話した人がいなくなりやすいということが不安な点です。

ハウスメーカーの自社ブランドとは?

ハウスメーカーは自社ブランドの販売を行うのが主な目的です。

ハウスメーカーでは、住宅づくりを工業化して大量生産しています。そのため各ハウスメーカーの販売する住宅は、窓や床材、壁材や設備品など部材のほとんどが規格(きかく)化され工場生産されています。外観を見るとどのメーカーかがわかるのはそのためですね。

また耐震・免新装置も自社で開発している会社が多いのでまとめて保証が受けられるのも魅力です。

ハウスメーカーの多くは各地にモデルハウスがあるので、建てる前に雰囲気や使い勝手、機能などを確かめることが出来ます。パースだけでなく実際に体感できるのはうれしいですよね。

工業化住宅でデメリットとしては、工場生産の規格化された部材を使用するため、注文住宅のように自由な間取りや、細かい寸法調整、デザインや素材を決めることができません。

また、増設やリフォーム時に制約があり、他社が入ると保証が切れる、といったことが挙げられます。

ハウスメーカーのアフターは?

ハウスメーカーのほうがアフターメンテナンスも安心できる場合が多いでしょう。

 工務店より規模が大きいため経営基盤が安定しており、倒産などによるアフターサービスが利用できなくなるといったリスクも低いでしょう。

定期点検や無料修理期間などの制度も整備されており、マニュアルに沿った標準的な対応も期待できます。

しかし、縦割り方式のため連絡してから一週間以上経って、やっと見に来てもらえたという話はよく聞きます。

ハウスメーカーの坪単価は?

坪単価とは1坪あたりにかかる建築費用のことで、今のハウスメーカーの平均相場は税抜きで約85万円からの坪単価となります。

ハウスメーカーは高い?

ハウスメーカーが高いといわれる理由は、人件費や広告宣伝費がかかるためで、そのほかにもモデルハウスの維持費や研究開発費などがコストに上乗せされるケースもあります。

 しかし、ハウスメーカーのなかには自社努力により、低価格で高品質の住宅を提供しているメーカーもあるため、すべてのハウスメーカーが高いというわけではありません。

ハウスメーカーの値引きはなぜできる?

ハウスメーカーの値引率の相場は3〜8%と言われています。会社によっては最大10%ほどの値引きに対応してもらえる場合があります。

ハウスメーカーの方が値引率の高い理由は、見積もりに広告宣伝費などの費用が上乗せされており、値引きできる余剰利益があるためです。工務店にはまねできませんね。

ハウスメーカーのリフォームって高い?

ハウスメーカーに頼むとリフォーム・リノベーション費用が高くなってしまう原因は「中間マージン」と「宣伝・広告費用」にあります。 中間マージンとは、ハウスメーカーが施主様ご家族より受注したリフォーム・リノベーション工事を下請け・孫請け業者に仲介・紹介する手数料になります。

まとめ

全国展開している大手ハウスメーカーの魅力はなんと言ってもブランド力と安心感です。

品質やサービスも一定のレベルが保たれているので安心です。

自社ブラントやテーマに合わせてプランを豊富に用意していますので、たくさんのプランや建材・設備の中から希望に合わせた内容を選んでいくスタイルが多いです。

選択肢にないものを取り入れるのは難しい場合がありますが、「どんな家がいいかわからない」という方には選択肢が決まっている分考えやすいでしょう。

経営基盤がしっかりしているので、建てた後のアフターフォローも長く任せられます。

安心して住み続けるためにも大切なことですよね。