おうちが避難所? 在宅避難ってどうすればいいの?

最近の気象は異常なものが多いですよね!

先日の大型台風も九州全土が暴風区域になり避難した方も大勢いたようです。

そんな中私たちはどうやって身を守ればいいのでしょうか?

今、長引く新型コロナ対策により防災に関するマニュアルも変化しつつあります。

避難所では3密を避けられません。とはいえ避難所で3密対策を講じることは、物理的な課題(スペース確保、マスク・消毒液の用意、医療従事者との連携など)から難しいでしょう。

「在宅避難」という点では災害時の感染症対策として効果はありますが、まったく家から出ないというわけにもいきません。また、冬場であればインフルエンザ、夏場なら食中毒など、季節によっても常に保健衛生上の課題があります。

災害時はなにはともあれ避難所へ!と考えていらっしゃる方も多いかもしれませんが、近年は「災害時に自宅で居住の継続ができるようであれば、在宅で避難すること」が推奨されています。(※)防災ブック「東京防災」より(東京都防災ホームページ掲載)大震災シミュレーション_避難生活(外部リンク

生活維持に必要なのは『トイレ・食事・睡眠』

まずは自宅の安全確保を最優先に、きちんと自宅で過ごせるよう在宅避難の準備をしておきましょう。

トイレ

自宅のトイレをつかうときのコツは携帯トイレでもビニール袋+新聞紙でも「便座を上げた状態で、ビニール袋を予め1枚かぶせておく」ことです。便器の中には汚臭を防ぐために水が張ってあります。便器の中の水は抜かずに、ビニール袋をかぶせ、上から携帯トイレ等をつかうことにより、衛生的に使えます。

食事と水分

家庭にある”備蓄倉庫”を有効活用!

ほとんどの家庭には冷蔵庫があり、何らかの食材や調味料があります。また、キッチンまわりには乾麺・乾物やインスタント・レトルト食品などもあります。これらを有効に活用することが在宅避難のポイントです。また水や野菜ジュース・スープなどを備蓄しておけば、野菜やミネラルの不足による体調不良が防げます。

家庭のキッチンにある備蓄を活用するためには、お湯が重要になります。家庭用のカセットコンロがあると便利です。1本60分の使用可能なので一日1本使う計算になります。固形燃料を使うのもガスが復旧するまでは有効です。

そして、「ぼうさいレシピ」を考えておき、レシピのメモを用意しておきましょう

休息・睡眠

睡眠をちゃんと取るためには暑さ・寒さへの備えが必要です。暑い時期は水分、塩分補給をしっかりと行い(スポーツドリンクなどの備蓄も有効です)、風通しを良くします。寒い時期は布団や毛布を上手に使います。テントや寝袋も活用 ただ、火を使う場合はくれぐれも火災に注意してください。

寒さ対策としては

・スキマ風を防ぐ・床に段ボール・厚着して衣類の中に新聞紙を挟む・体を締め付けない・首や手足の保温をする・屋内でテントを張る

暑さ対策としては

・日射を遮蔽する・夜間に通風する・床と体の間に少しでもスペースを作る・おしぼりで首筋を冷やす・寝る前にはコップ一杯の水分補給をする。

また、在宅避難ができたとしても、その地域で大きな被害が出ていること、困っている人たちがいることには変わりありません。

SNSを使って友人と連絡をとりあったり、家族と一緒に楽しい思い出の写真を見たりして、自分や家族を勇気付けることも大切な知恵のひとつです。

「在宅避難でなんとかなるから」と家に閉じこもっていると、情報が手に入らなかったり、近隣住民による共助=助け合いの輪から外れてしまうことがあります。自分から情報を集めに行く、状況を発信するなどして、積極的に助け合いの輪に加わるようにしましょう。

さて、在宅避難について大事な事をお伝えしましたが、備蓄品の種類や数量については災害の状況や家族構成にによっても大きく変わってきます。自宅が被害を受けるとしたら何が一番気を付けなければいけない災害なのか家族同士でも話し合っておきましょう。

また、離れて暮らす親、兄妹、親戚、友人などにもお互いの状況を確認しておき、誰が被害を受けても繋がるネットワークを作って助け合えるようにしましょう。

災害大国の日本。いつ自分が災害を受けるかわかりません。コロナ渦により避難所対策も変わっています。少ない災害で済んだら自宅で避難生活ができるよう対策を立てておきましょう。

今回書ききれなかった内容、

太陽光システムとエコキュートを使っているおうちでできる緊急時の対策として、「電器の確保」「水の確保」の2つを後日ご案内する予定です。